電話機や回線の故障?と思う前に確認しておきたいことまとめ

電話やネット回線などを長く使っていると

「あれ!?使えないぞ!どうなったんだ!?」

と故障を疑う案件が発生することかと思います。

今回の記事では、電話回線の故障と思われる事象に対して解決策を提示していきますので、もし当てはまる項目があればぜひ試してみていただければと思います。

電話機(アナログ回線)

発信

電話機側のプッシュ回線・ダイヤル回線の設定は合っていますか?(PB・DP設定)
ダイヤル回線なら電話機をダイヤル(DP)に、プッシュ回線ならプッシュ(PB)に設定しましょう。

電源コードが抜けていたりしませんか?
電源が抜けていると発信音(受話器のツーという音)が入らなかったり、発信音が入ってもボタンが利かなかったりします。

着信

発信はできて着信音が鳴らない場合は、着信音の設定がOFFになっていませんか?

FAXの場合、無鳴動着信やスリープモードになっていませんか?

1つの回線に3台以上の電話機を接続していたりしていませんか?
接続する電話機が多すぎると、容量が足りなくて音が鳴らないことがあります。

ボイスワープで転送の設定になっていませんか?
転送を解除しましょう。

共通

電話機のコードはちゃんとモジュラージャックに挿さっていますか?
そもそも発信音が入らない場合、コードが断線している、もしくは回線の故障が考えられます。

ひかり電話

発信

電話機の電源コードはちゃんと挿さっていますか?
電源が抜けていると電源が抜けていると発信音(受話器のツーという音)が入らなかったり、発信音が入ってもボタンが利かなかったりします。

電話機側のACR・LCRの設定は切ってありますか?
ACRやLCRは県外電話が安くなる機能ですが、ひかり電話の場合はオフにしてください。

電話機やONUのところに県外電話が安くなる機器(アダプタ)が付いていたりしていませんか?
機器を取り外してONU~電話機をダイレクトに接続するようにしてください。

× ONU(HGW)~アダプタ~電話機
○ ONU(HGW)~電話機

着信

まず発信は出来ていますか?発信音は入っていますか?
発信はできて着信ができないというケースは、電話機側の設定や故障でなければ、ホームゲートウェイ(HGW)の電話設定の項目かもしれません。初期化すると設定内容が変わってしまうことがあります。

1つの回線に3台以上の電話機を接続していたりしていませんか?
接続する電話機が多すぎると、容量が足りなくて音が鳴らないことがあります。

ボイスワープで転送の設定になっていませんか?
転送を解除しましょう。

共通

ONUと電話機はちゃんとコードで繋がっていますか?
ONUと電話機の場所が離れている場合、直接電話機コードをONUのTEL端子に差し込んで使えるか確認してみましょう。

ONU等のひかり電話ランプ(他社であれば電話ランプ)は点灯していますか?
点灯していなければひかり電話は利用できません。

ONUまたはホームゲートウェイ(HGW)のコードや電源ランプは正常ですか?
ランプが点滅になっていたりエラーっぽい色(赤など)になっていたりするとTAか回線の故障が考えられます。

ISDN

発信

電話機の回線設定はプッシュ(PB)になっていますか?
ほとんどのTAではプッシュ信号(PB)でのみ発信を受付けます。

着信

まず発信は出来ていますか?または発信音は入っていますか?
発信はできて着信ができないというケースは、電話機側の設定や故障でなければ、TA(ターミナルアダプタ)の電話設定の項目かもしれません。初期化すると設定内容が変わってしまうことがあります。

1つの回線に3台以上の電話機を接続していたりしていませんか?
接続する電話機が多すぎると、容量が足りなくて音が鳴らないことがあります。

ボイスワープで転送の設定になっていませんか?
転送を解除しましょう。

共通

TA(ターミナルアダプタ)と電話機はちゃんとコードで繋がっていますか?
TAと電話機の場所が離れている場合、直接電話機コードをONUのTEL端子に差し込んで使えるか確認してみましょう。

TAまたはDSUのコードや電源ランプは正常ですか?
ランプが点滅になっていたりエラーっぽい色(赤など)になっていたりするとTAか回線の故障が考えられます。

ADSL

ADSLは根本的にはアナログ回線そのものなので、基本的にはアナログ回線の項目とほぼ同じです。

ADSLランプが安定しない(リンクが立たない)場合に考えられることを挙げてみます。

ADSLが安定しない・リンクが切れやすい

ADSL回線の場合、通信速度はNTT局からの距離に依存します。

近ければ早いし、遠ければそれだけ通信速度が遅くなってしまいます。これはもうどうしようもないことで、目に見えて速度を早くすることはほぼ無理でしょう。

ただし、リンクが切れやすくなるのを改善できる方法はあるかもしれません。

ちゃんとスプリッタを通す

スプリッタとは、ADSL回線の電話機側とモデム側の周波数を分離する機器です。

スプリッタを通さずに電話とモデムを繋げてたりすると、電話を使ったときにリンクが切れたり、使っていなくてもリンク切れを起こしやすくなります。

分岐点をなくす

ただの電話回線であれば、一つの配線をどれだけ分岐しても問題なかったのですが、ADSLの場合はこの分岐があるとロスが大きくなります。

他の部屋でも電話が使えるようにと家の中で分岐しまくってる場合もありますので、もし分岐があって、この分岐を外せるものであれば外したほうが通信は安定します。

ただし、よくわからないのに外したりすると他の電話機や通信機器などが使えなくなってしまう場合があるので、無理にやってしまうのは大変に危険です。

ブリッジタップ外し

これは屋外(NTT局から自宅間)の分岐点をなくすことです。

NTT局から自宅までの電話線は、電信柱間を伝って電話ケーブルが架線されています。

NTT局から自宅までの電話線はその家にだけ向かって張られているわけではなく、限りある電話ケーブルを合理的に使用するためにあちこちの方面へと分岐しているのです。

しかしこの分岐があるとADSLの場合はやはりロスが発生するので、分岐が多かったり分岐してからの線の距離が長すぎるとリンク切れが起こりやすくなります。

この分岐を切断して加入者宅までのロスを少なくすることをブリッジタップ外しといいます。

このBT外しは有料なので、どうしてもという場合にはやってみる価値はあるとは思いますが、しかしそれによって必ずしも通信状況が良くなるとは限らないし保証するものでもないので(それでもお金はかかる)、よくよく考えて行うようにしましょう。

ドアホンがついている場合の注意点

ドアホンとは、玄関のチャイムを押すと電話機で鳴って受話器で話ができるというシステムです。

ドアホンと電話機の仲介をする『ドアホンBOX』というアダプターが電話機の親機のところに付いているのですが、このドアホンBOXに局線とドアホンからの配線が接続され、親機側へコードが出ます。

このドアホンBOXとISDN・ADSL・ひかり電話を接続する場合は正しく接続する必要があるのですが、ここで注意したいのはドアホンBOXと親機を接続するコードは通常の電話コードとは異なるというところです。

このコードをよく見てみると、ドアホンBOX~電話機に繋がるコードは普通の電話コードより太い物が使用されているはずです。太いコードを使用する理由は、局線とドアホン1・2の線を乗っけるために6芯以上の線を使用しているからです。

そのコードを外してしまい適当に差し替えてしまうと、見た目には正しく接続されているのになぜかドアホンだけが鳴らなくなってしまうという不具合に繋がってしまいます。

LINE端子・TEL端子をよく見て、正しいコードを正しい端子に接続しましょう。

電話機に雑音が発生する場合

まずは電話機のコード、受話器のカールコード、ピンの接触が考えられます。

コードをくまなく見て、触ってみたり揺すってみたりして、雑音が大きくなったりしないかを見てみましょう。

そしてモジュラージャックのコード(回線側・電話機側・カールコードの両端)も何度か抜き差ししてみましょう。

替えのモジュラーコードがあればそれに交換してみるのもアリですね。

雑音はたまにだけ入るという場合

雑音が常に入るわけではなく、たまにしか入らないという場合はなかなかに特定が困難です。いいときに調べても原因が特定しづらいからです。

ISDNやひかり電話以外のアナログ回線は、局線側の接触不良なども考えられます。雨や台風などの悪天候の場合に雑音が入る場合はまずこれを疑ってもいいかもしれません。

局線側の問題であるならば、一般の利用者による特定や修理はまず難しいでしょう。

113(故障受付)でわかること

113で調べてもらうとある程度のことが判別します。

アナログ回線であれば保安器やモジュラージャック、そして電話機が付いているかどうかまでわかります。

途中で配線が混線になっていたり絶縁不良を起こしていたりしてもわかります。

ISDNや光回線の場合、モデム(DSU・TA・ONU等)まで通信が出来るかの確認も可能です。確認が取れればモデムまではオッケーということですから、問題はその下部方面(LANコードやPCや設定など)という判断になりますね。

モデムまでの確認が取れなければ回線側の不具合ということになり、回線がどこまで繋がっているのかをある程度絞り込めます。

ISDNであればアナログ回線と同じような調べ方が出来ますし、光回線であれば接続された電柱まで繋がっているかどうかまでは判別できます。

つまり回線側の場合は完璧な精度とまではいかなくて故障箇所を特定できないこともあり、その場合には人員を派遣して調べたり修理したりします。

まとめ

故障はもちろんないに限りますが、なかなかそういうわけにもいきません。

電話が使えなくなったからと113に電話する前に、一度振り返ってチェックしてみるといいかもしれませんね。

そのほうが結果的に時間も手間も少なく済んだりすることがありますから。

ただし明らかに故障箇所が回線側と思われる場合には、速やかに電話したほうがいいと思われます。

それではまた!